リポバッテリーはとても便利で,鳥科の電装においてリポバッテリーは必要不可欠なものとなっていますが,扱いを間違えると発煙や発火のリスクがあります.正しい知識を身に着けて安全にリポバッテリーを使いこなしましょう.

そもそもリポバッテリーとは

リポバッテリー(LiPo)とは「リチウムイオンポリマーバッテリー」のことです.いわゆる充電可能な二次電池で,高校化学等で習った記憶のある人も多いと思います.

パラメータ

リポバッテリーの性能を表す値には以下のような物があります.鳥科で使うリポバッテリーは2種類しかないので,完全に理解しておく必要は無いかもしれませんが,安全な使用には仕様の理解が必要不可欠です.ぜひ読んで見てください.

1.セル数(電圧)

リポバッテリーは3.7Vの「セル」と呼ばれる層が複数直列で組み合わさった構造をしています.これによってリポバッテリー全体の出力電圧値が決定されます.通常「◯S」と表されます.

例えば2セル(2S)のリポバッテリーであれば7.4V,3セル(3S)のリポバッテリーであれば11.1Vが出力電圧となります.

鳥科で使っている2種類のリポバッテリーはどちらも3セル(11.1V)です.

2.放電容量

放電容量はいわゆる電池の容量です.単位は「mAh(ミリアンペアアワー)」で表されます.例えば850mAhのリポバッテリーでは850mAの電流を1時間流し続けることができます.

3.放電容量係数(Cレート)

放電容量係数(Cレート)はリポバッテリーの放電速度の性能を表します.リポバッテリー本体に書かれている「35C」などといった数値が放電容量係数を表します.1Cで1時間で満充電状態から完全に放電した状態になる時の電流値を表します。よってこの値を使うとリポバッテリーから流すことができます.具体的な計算式は以下のとおりです.

放電容量[mAh] × 放電容量係数[C] = 電流[mA]

一般的なリポバッテリーにはこのCレートが2つ続けて書いてあります.(35C70Cなど)

この場合前者が連続的な性能,後者が瞬間的な性能を表します.

※なおここでのCは電荷量を表す単位クーロンとは関係ないので注意して下さい.

鳥科で使用しているリポバッテリー